【承諾殺人】借金苦「死ぬなら一緒に」最期の旅3カ月　夫の悔恨と、妻が言い残した「郵便貯金」

窓際政策秘書改め窓際被告 ★

借金苦「死ぬなら一緒に」最期の旅3カ月　夫の悔恨と、妻が言い残した「郵便貯金」

　「死ぬ必要のなかった人。すぐにでも供養し、納骨したい」。佐賀地裁で
承諾殺人と死体遺棄の罪に問われている住居不定、無職の岡田加津吉被告（71）は、
自らがあやめた妻幸子さん（当時79歳）への思いを法廷で弱々しく語った。
借金を苦に心中へと突き進んだ老夫婦の最期の旅は3カ月に及んだ。
判決は14日に佐賀地裁で言い渡される。

　事件は今年1月、佐賀県吉野ケ里町で幸子さんの遺体が見つかったことで
発覚した。逮捕された岡田被告は、兵庫県内で妻を絞殺したとされる。

　岡田被告は、同じ関西出身の幸子さんと約30年前に結婚。電気工をしていたが、
60歳を過ぎたころから収入が減り、得意先の倒産などで借金を抱えた。
返済には幸子さんの貯金まで手を付けたが完済できずに、昨年夏からは
幸子さんに心中を提案するようになった。

　幸子さんが相談していた地元の地域包括支援センターの職員の助言で、
自己破産の手続きを進め、新しく始めた清掃の仕事で月約8万円の収入を得た。
しかし昨年9月下旬、消費者金融の貸金返済請求訴訟の通知が届き、暗転した。
「無視してもいい」とセンター紹介の弁護士に言われても前を向けなかった。

　岡田被告は家出を繰り返し、幸子さんは落ち込んだ。センター職員は夫婦と
対話を続け、夫婦に介護施設に入るよう勧めていた。ある日、幸子さんが
「施設ではビールを飲めるのかな」と冗談を口にしたため、センター職員は
元気を取り戻しつつあると感じていた。

　だが、昨年10月、岡田被告に「どうせ死ぬのなら一緒に死ぬか」と言われ、
幸子さんは「それならそれでいいよ」と返した。長年過ごした福岡市東区の
市営住宅を2人で出た。それから約3カ月間、共通の出身地である関西地方などを
さまよった。複数回、心中を試みたが失敗した。

　一線を越えたのは今年1月17日、兵庫県たつの市の高速道路のサービスエリアだった。

（以下、ソース元にてご確認ください）

毎日新聞（2019年5月13日 12時05分、最終更新 5月13日 13時37分)
https://mainichi.jp/articles/20190513/k00/00m/040/074000c

【承諾殺人】借金苦「死ぬなら一緒に」最期の旅3カ月 夫の悔恨と、妻が言い残した「郵便貯金」

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