【野球】広島バティスタが６か月の出場停止処分…ドーピング検査陽性反応

ひかり ★

　日本野球機構（ＮＰＢ）は３日、広島のサビエル・バティスタ外野手（２７）がドーピング検査で陽性反応を示したとして、同日から２０２０年３月２日まで
６か月間の出場停止処分を科したと発表した。

　この日の発表によると７月２４日に分析機関からクロミフェンとその代謝物のヒドロキシクロフェンの検出報告があったという。検出された物質はＷＡＤＡ禁止表
国際基準の禁止物質「Ｓ４、ホルモン調整薬および代謝調整薬」に指定されている。

　バティスタは６月７日の試合でドーピング検査を受け、Ａ検体で陽性反応。球団が希望したＢ検体の検査結果も結果が変わらずに８月１７日に登録を抹消されていた。
広島打線の中軸を任されていた助っ人は６月以降に１２本塁打を放つなど１０３試合に出場して２６本塁打６４打点、打率２割６分９厘と４連覇へ勝負強い打撃を見せていた。

　今季はオリックス・メネセスが４月に尿検査で、筋肉増強作用がある禁止物質「スタノゾロール」の代謝物が検出され、６月から１年間の出場停止となり、
オリックスを契約解除となっていた。

　◆サビエル・バティスタ（Ｘａｖｉｅｒ・Ｂａｔｉｓｔａ）１９９２年１月１８日、ドミニカ共和国生まれ。２７歳。サンタルシア中高から米カブスの
マイナーチームを経て、２０１５年カープアカデミー入り。１６年３月に広島の育成選手となり、１７年６月に支配下契約を結んだ。ＮＰＢ通算２６３試合に
出場し、打率２割５分７厘、６２本塁打、１４５打点。１８９センチ、１１３キロ。右投右打。今季年俸は３９７０万円。

　◆過去のＮＰＢでのドーピング違反と処分

　▼ガトームソン（０７年ソフトバンク）　禁止薬物が含まれる発毛剤を服用し、ＮＰＢで初めて違反が発覚。２０日間の出場停止処分と球団に制裁金７５０万円。

　▼ゴンザレス（０８年巨人）　興奮剤が検出され、１年間の出場停止処分。球団は契約解除。

　▼リオス（０８年ヤクルト）　筋肉増強剤が検出され、１年間の出場停止処分。球団は契約解除。

　▼井端弘和（１１年中日）　ステロイド系抗アレルギー剤を検出。眼病治療に服用していたもので、けん責処分と申請に不手際があった球団に制裁金３００万円。

　▼アマダー（１８年楽天）　利尿剤、隠蔽薬が検出され、６か月の出場停止処分。昨季限りで退団。

　▼メネセス（１９年オリックス）　筋肉増強作用がある禁止薬物が検出され、１年間の出場停止処分。球団は契約解除。

スポーツ報知
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190903-00000092-sph-base