【阪神】ボーア＆サンズ、日本にとどまる…米大使館は帰国要請も球団がサポート態勢

風吹けば名無し

藤浪ら３選手が新型コロナウイルスに感染した阪神のジャスティン・ボーア内野手（３１）、ジェリー・サンズ外野手（３２）ら米国出身の外国人選手が日本にとどまり、開幕に向けた準備を整えることが４日、分かった。
在日米国大使館は「帰国を望む米国民は即時に用意を整えるべき」と呼びかけているが、球団の松尾広報部次長は「（助っ人に）動きはないです。相談が上がっているという報告もありません」と説明した。

同大使館は３日にウェブサイトで「日本政府が広範囲に検査を行わないと判断しているため、どれだけ感染が広がっているか正確に把握することが難しい」とし、自国民に注意喚起していた。
チームは活動停止中だが、ボーア、サンズ、ガンケル、エドワーズはすでに家族も来日しており、神戸市内で同居生活を送っている。現在は国際スカウト、通訳ら球団関係者が綿密に連絡を取り、サポート態勢を築いている。

球団では藤浪、伊藤隼、長坂の３選手がＰＣＲ検査で陽性となり、大阪府内の病院などに入院中。感染源の疑いがある３月１４日の食事会には他にも４選手が参加し、女性３人の感染も判明している。
長坂の濃厚接触者でＰＣＲ検査を受けた小幡は３日に陰性と判定され、容体は安定しているが、合宿所「虎風荘」の自室で隔離されている。
同次長は「陰性だからといって、寮の食事の提供方法なども元には戻していない。厳戒態勢は継続しています」と説明。保健所から濃厚接触者に指定された選手は他にもいる。９日以降の活動再開を目指し、感染予防を徹底していく構えだ。